第100回 助産師国家試験 午後問100
Aさん(37歳、初産婦)は、妊娠41週3日、予定日超過のため子宮収縮薬を使用しての分娩誘発が開始された。
無痛分娩を希望し、硬膜外麻酔による疼痛緩和が開始された。
分娩第1期15時間、分娩第2期5時間、分娩遷延のため会陰切開し、吸引分娩となった。
児は体重3,280 g、Apgar〈アプガー〉スコアは1分後7点、5分後9点であった。
出血量は550 mL、分娩第4期の経過は正常。
バイタルサインは問題なく、硬膜外カテーテルを抜去し帰室した。
産褥1日。
分娩後から尿意がなく、自然排尿できない状態が続いており、導尿で 300〜400 mL/回を採取している。
会陰の創部痛は鎮痛薬でコントロールしている。
この時点でのアセスメントで最も適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2。
産褥1日で尿意なし・自然排尿不能・1回300〜400mL導尿は明らかな尿閉で、分娩第2期の遷延による児頭圧迫で膀胱・尿道周囲の浮腫・神経麻痺が原因と推定される。
膀胱機能は通常数日で回復するため、間欠導尿で対応する。
1の脱水による尿量減少は尿量自体は確保(300〜400mL/回)されており該当しない。
3の硬膜外麻酔による膀胱筋麻痺は麻酔薬代謝後(数時間で改善)に持続することは少ない(本例は産褥1日)。
4の創部痛による膀胱括約筋けいれんは生理学的に直接的因果関係が薄い。
産後尿閉の原因と対応(間欠導尿・残尿測定・骨盤底筋訓練)を理解する。まとめて解く
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