第100回 助産師国家試験 午後問93
Aさん(19歳)。
半年で7 kgの体重増加があり、4か月間月経がなかったため、婦人科外来を受診した。
「友人関係のストレスで甘いものばかり食べ過ぎてしまったと思う。最近、にきびが増えて気になる。体調はそんなに悪くはない」と言う。
既往歴に特記すべきことはない。
初経は12歳で月経周期は30日型であった。
性交経験はない。
身長157 cm、体重70 kg。
脈拍74/分、血圧120/70 mmHg。
その後 A さんは 22 歳で結婚し、現在は妊娠を希望している。
体重はこの3年間に少しずつ減少し 55 kg となっているが、現在でも自然には月経が来ないという。
高血圧症や糖尿病はみられない。
A さんへの第一選択の治療法はどれか。
正答5
解説
正解は5。
PCOSによる無排卵性無月経で妊娠希望、体重も改善している(55kg、BMIは前回不明だが減量効果)患者の第一選択排卵誘発薬はクロミフェンクエン酸塩(クロミッド®)で、視床下部のエストロゲン受容体を遮断しGnRH分泌を促進してFSH・LHを増加させ排卵を誘発する。
1の減量指導は適正体重に達していれば追加減量は不要。
2のメトホルミンはインスリン抵抗性合併PCOSの補助薬で第一選択ではない。
3のゴナドトロピン注射はクロミフェン無効例の第二選択。
4のKaufmann療法はホルモン周期療法で月経をもたらすが排卵誘発ではない。
PCOSの治療段階(生活改善→クロミフェン→メトホルミン併用→ゴナドトロピン→LOD/IVF)を理解する。まとめて解く
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