第100回 助産師国家試験 午前問43
助産師Aさんは、母校の女子高校の依頼を受けて1年生130人を対象に、女性としての自分の身体を理解し、セルフケア意識を持たせることを目的として健康教育を行うことになった。
健康教育の実施にあたり事前に高校と打ち合わせを行った。
1年生の入学時の身体計測値の平均は全国平均と同等であった。
健康教育を実施した当日、A さんが後片付けをしていると、1人残っていた生徒が「自分は幼稚園のころからスカートをはくのが嫌いで、男の子と遊んでいるほうが楽しかった。
胸が膨らんできて、生理がある自分の体が嫌で違和感がある」と真剣な表情で話しかけてきた。
この生徒へかける言葉として適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
性的違和(性別違和、GID)を感じる生徒には、まず本人の気持ちを否定せず受け止めることが基本である。
「自分の気持ちを否定する必要はない」と伝えることで信頼関係を築き、必要に応じて専門家・スクールカウンセラーにつなぐ準備をする。
1の勉強に集中はトピックを回避する対応で不適切。
2の「誰にも言わないで」は秘密保持を求めて孤立させる可能性があり不適切。
4のボーイフレンドができれば変わるという発言は異性愛規範を押し付け、性的指向・性自認の多様性を否定するもので不適切。
5のサポートチームを作るよう先生にお願いするのは本人の同意なく情報共有を行う可能性があり、まず本人の意向を確認することが先。
多様な性のあり方への理解と配慮が思春期保健活動には不可欠である。まとめて解く
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