第100回 助産師国家試験 午前問25
A さん(23 歳、初産婦)。
妊娠 40 週4日。
前日 20 時に陣痛発来で入院した。
23 時に排尿があったが、その後尿意はなく排尿はみられていない。
最後の排便は2日前であった。
現在7時で、内診所見は、子宮口7 cm 開大、展退度 100 %、 Station ±0、胎胞を触れた。
胎児心拍数陣痛図で陣痛間欠3〜4分、陣痛発作 40〜50 秒。
A さんは、陣痛発作時には顔をしかめて辛そうであり、前日の夜からほとんど眠れていない。
強い悪心に伴って嘔吐があり、食欲はない。
この時点での A さんへの援助で最も適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
分娩進行中の産婦は膀胱充満により児頭下降が阻害され、また膀胱損傷のリスクも上がるため、2〜3時間ごとに排尿を促すのが基本ケアである。
本例は前日23時以降排尿がなく膀胱充満が疑われ、まずトイレでの排尿を促すのが最も適切である。
1の室内歩行は分娩進行促進に有効だが、本例は嘔吐・疲労が強く、排尿が優先される。
2の炭酸飲料は嘔吐を悪化させる可能性があり不適切。
4のグリセリン浣腸は最終排便から2日経過しているが、子宮口5〜6cm程度の活動期では浣腸は控えるのが一般的(胎便混入や急速分娩のリスク)。
5の固形食は嘔気が強い活動期では消化に負担で経口補水程度に留める。
分娩第1期のケアは排尿・水分補給・体位・休息の順に評価する。まとめて解く
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