表計算ソフトを用いて,二つの2進数α,βの和を求める。
α,βの桁数は2桁に限定し,2の位,1の位の順に各桁の値がセルB3,セルC3とセルB4,セルC4に入力されている。
ワークシートは2進数α=10,β=11の例である。
結果は,4の位,2の位,1の位の順にセルA5,セルB5,セルC5に表示したい。
セルB2は1の位からの繰り上がりの情報を格納するために用いられ,式 IF(C3+C4=2,1,0) が入力されている。
セルB5に入力する式はどれか。
ワークシート(行:列A/列B/列C/列D)
1行:4の位/2の位/1の位/(D列見出しなし)
2行:(空欄)/0/(空欄)/:1の位からの繰上げ
3行:(空欄)/1/0/:2進数αの値
4行:(空欄)/1/1/:2進数βの値
5行:1/0/1/:結果の表示
正答1
解説
正解は1です。
図のワークシートでは、B列が2の位、C列が1の位です。
2行目は繰上げ、3行目がα、4行目がβ、5行目が結果を表します。
例ではα=10、β=11で、B2の繰上げは0、結果はA5=1、B5=0、C5=1(101)となっています。
B5には、B2からB4の合計(繰上げ+αの2の位+βの2の位)を2進数の1桁に直した値を入れます。
【計算】
B2からB4の合計は、0、1、2、3のいずれかになります。
合計が0または1のとき、2の位の値は合計そのものです。
合計が2のとき、2進数で10となるので、2の位は0で、4の位に繰り上がります。
合計が3のとき、2進数で11となるので、2の位は1で、4の位に繰り上がります。
例では合計=0+1+1=2なので、B5は0となり、図の結果と一致します。
【選択肢別解説】
1:○ 合計が2未満なら合計そのもの、2なら0、それ以外(3)なら1を表示します。
上の計算と完全に一致するので正しい式です。
2:× 合計が2のときに1、3のときに0を表示してしまいます。
例では合計が2なので1が表示され、図の結果の0と一致しません。
3:× 合計が3のときに3を表示してしまい、2進数の1桁になりません。
また、合計が0や1のときは内側のIFで1が表示され、合計0のときに誤った値になります。
4:× 合計が3のときに3を表示してしまい、2進数の1桁になりません。
さらに合計が2のときに1、0や1のときに0を表示するので、正しい値になりません。
【ポイント】
2進数の足し算では、各桁の合計が2以上になると上の桁へ繰り上がります。
合計を2で割った余りがその桁の値、商が繰上げになると考えると整理しやすくなります。