プロサッカーチームのファンの集いで,人気のある選手が背広姿でサインをしている姿を撮影し,プリントしてフリーマーケットで販売した。
この行為によって侵害されるおそれがある選手が有する権利として,最も適切なものはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
有名人の氏名や肖像は、商品の販売を促進する経済的な価値(顧客吸引力)をもちます。
この価値を本人が独占的に利用できる権利が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 意匠権は、物品などのデザインを登録して保護する権利です。
選手の肖像を守る権利ではありません。
2:× 商標権は、商品やサービスに使う名称やロゴマークなどを登録して保護する権利です。
撮影した写真の販売で侵害されるものではありません。
3:× 写真の著作権は、撮影した人がもちます。
被写体である選手は写真の著作者ではないので、選手が有する著作権が侵害されるわけではありません。
4:○ パブリシティ権は、有名人の氏名や肖像がもつ顧客吸引力を本人が排他的に利用できる権利です。
人気選手の写真を無断でプリントして販売すると、この権利を侵害するおそれがあります。
【ポイント】
パブリシティ権は法律の条文ではなく、判例で認められた権利です。
一般の人も含めて、みだりに撮影・公表されない権利である肖像権と区別して覚えましょう。