GPSの電波を捕捉しにくいビルの谷間や狭い路地などでも位置を計測することができるように,特定の地域の上空に比較的長く留まる軌道をとり,GPSと併用することによって,より高い測位精度を実現するものはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
特定の地域の上空に長く留まる軌道をとり、GPSと併用して測位精度を高めるものを問う問題です。
ビルの谷間など、空が狭い場所でも測位しやすくするための人工衛星が問われています。
【選択肢別解説】
1:× アシストGPSは、携帯電話の基地局などから衛星の位置情報を受け取り、GPSの測位を速く行えるようにする技術です。
特定地域の上空に留まる軌道をとるものではありません。
2:× ジャイロセンサーは、物体の回転の速さ(角速度)を検出するセンサーです。
スマートフォンの傾きの検出などに使われ、上空の軌道をとるものではありません。
3:○ 準天頂衛星は、日本の上空など特定の地域の天頂付近に長く留まる軌道をとる人工衛星です。
真上近くから電波が届くため、ビルの谷間でも受信しやすく、GPSと併用して測位精度を高めます。
日本の準天頂衛星システムは「みちびき」と呼ばれます。
4:× プローブカーは、走行しながら位置や速度などの情報を収集し、送信する車両です。
渋滞情報の作成などに使われ、人工衛星ではありません。
【ポイント】
GPSは米国の衛星測位システムです。
みちびきはGPSと互換性のある信号を送ることで、日本での測位精度と測位できる時間を向上させています。