暗号化方式の特徴について記した表において,表中のa〜dに入れる字句の適切な組合せはどれか。
・暗号方式a:鍵の特徴=暗号化鍵と復号鍵が異なる,鍵の安全な配布=容易,暗号化/復号の相対的な処理速度=c
・暗号方式b:鍵の特徴=暗号化鍵と復号鍵が同一,鍵の安全な配布=難しい,暗号化/復号の相対的な処理速度=d
正答3
解説
正解は3です。
暗号方式の特徴を示した表の空欄に、方式名と処理速度を入れる問題です。
暗号化鍵と復号鍵が同じかどうかで、共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式を区別します。
【記述別解説】
a:暗号化鍵と復号鍵が異なり、鍵の安全な配布が容易なのは、公開鍵暗号方式です。
暗号化に使う公開鍵は公開してよいので、安全に配布できます。
b:暗号化鍵と復号鍵が同一で、鍵の安全な配布が難しいのは、共通鍵暗号方式です。
同じ鍵を相手に渡す必要があり、途中で盗まれる危険があります。
c:公開鍵暗号方式の処理速度は、相対的に遅いです。
複雑な数学的計算を使うため、処理に時間がかかります。
d:共通鍵暗号方式の処理速度は、相対的に速いです。
比較的単純な演算で暗号化と復号を行えます。
【選択肢別解説】
1:× aとbの方式が逆になっています。
鍵が異なるaは公開鍵暗号方式、鍵が同一のbは共通鍵暗号方式です。
2:× aとbの方式が逆であり、処理速度も逆になっています。
3:○ aが公開鍵暗号方式、bが共通鍵暗号方式、cが遅い、dが速いであり、全て正しい組合せです。
4:× 方式は正しいものの、処理速度が逆になっています。
公開鍵暗号方式は遅く、共通鍵暗号方式は速いです。
【ポイント】
実際の通信では、両方式の長所を組み合わせたハイブリッド暗号方式が使われます。
共通鍵を公開鍵暗号方式で安全に送り、データ本体は高速な共通鍵暗号方式で暗号化します。