次の記述のうち,業務要件定義が曖昧なことが原因で起こり得る問題だけを全て挙げたものはどれか。
a 企画プロセスでシステム化構想がまとまらず,システム化の承認を得られない。
b コーディングのミスによって,システムが意図したものと違う動作をする。
c システムの開発中に仕様変更による手戻りが頻発する。
d システムを受け入れるための適切な受入れテストを設計できない。
a, b b, c b, d c, d 購入状況を確認しています… 正答 4
解説 正解は4です。
業務要件定義が曖昧なことが原因で起こり得る問題を選ぶ問題です。
業務要件定義は、システム化する業務の内容や必要な機能を明確にする工程です。
この内容が曖昧だと、その後の設計やテストの基準が定まりません。
【記述別解説】
a:× 企画プロセスは、業務要件定義より前の工程です。
システム化構想がまとまらないのは企画段階の問題であり、業務要件定義の曖昧さが原因ではありません。
b:× コーディングのミスは、プログラミング工程での作業の誤りです。
要件が明確でも起こり得るもので、業務要件定義の曖昧さが原因とはいえません。
c:○ 要件が曖昧なまま開発を進めると、途中で利用部門の意図との違いが判明します。
その結果、仕様変更による手戻りが頻発します。
d:○ 受入れテストは、業務要件を満たしているかを利用者側が確認するテストです。
業務要件が曖昧だと合否の基準が決まらず、適切なテストを設計できません。
【選択肢別解説】
1:× aは企画工程の問題、bはプログラミング工程の問題なので誤りです。
2:× bはプログラミング工程の問題なので誤りです。
3:× bはプログラミング工程の問題なので誤りです。
4:○ cとdを挙げており、業務要件定義の曖昧さが原因で起こる問題と一致します。
【ポイント】
受入れテストは要件定義に、システムテストはシステム設計に対応します。
V字モデルでは、上流工程の成果物が対応するテストの基準になると覚えましょう。