正答1
解説
正解は1です。
内部統制の職務分掌のうち、不正防止を目的とした事例を選ぶ問題です。
職務分掌とは、業務の権限と責任を分け、一人で業務を完結できないようにすることです。
【選択肢別解説】
1:○ 申請者が自分で承認できると、不正な申請でも通ってしまいます。
申請と承認を別の人に分けることで相互のチェックが働き、不正を防げます。
2:× 申請部署と承認部署の役員を兼務させると、同じ人が申請と承認の両方に関与します。
チェックが働かなくなるので、職務分掌とは逆の対応です。
3:× 一つの業務を複数人で手分けするのは、作業量を分担するための対応です。
互いを牽制する仕組みがなければ、不正防止にはなりません。
4:× 一つの業務を複数の部署で分散するのも、作業の分担にとどまります。
申請と承認のような牽制の関係を作らなければ、不正防止の効果はありません。
【ポイント】
職務分掌の要点は、作業を分けることではなく、権限を分けて相互に牽制させることです。
申請と承認、発注と検収、記帳と現金管理などを別の人に担当させます。