仮想的に二つのESSIDをもつ無線LANアクセスポイントを使用して,PC,タブレット,ゲーム機などの機器をインターネットに接続している。
それぞれのESSIDを次の設定で使用する場合,WEPの暗号化方式の脆弱性によって,外部から無線LANに不正アクセスされたときに発生しやすい被害はどれか。
【ESSID1の設定】暗号化方式:WPA2,暗号化キー:ESSID2のものとは異なるキー,通信制限:なし,使用方法:PC,タブレットを接続
【ESSID2の設定】暗号化方式:WEP,暗号化キー:ESSID1のものとは異なるキー,通信制限:接続した機器から管理画面とLAN内の他の機器への通信は拒否,使用方法:ゲーム機だけを接続
正答3
解説
正解は3です。
ESSID1はWPA2、ESSID2は脆弱なWEPで暗号化されており、暗号化キーも別々です。
WEPの脆弱性で不正アクセスされるのは、ESSID2のネットワークです。
ESSID2には、管理画面とLAN内の他の機器への通信を拒否する制限があります。
そのため、侵入者ができるのは、アクセスポイントを経由したインターネットへの通信に限られます。
【選択肢別解説】
1:× ESSID1の暗号化キーはESSID2とは異なり、WEPのキーを解読しても分かりません。
管理画面への通信も拒否されるので、設定を盗み見ることもできません。
2:× PCはWPA2で暗号化されたESSID1に接続しています。
WEPが破られても、PCの通信内容が漏えいしやすいとはいえません。
3:○ ESSID2に接続した侵入者は、インターネットへの通信だけは制限されていません。
そのため、インターネット接続回線を不正に利用される被害が発生しやすくなります。
4:× タブレットはESSID1に接続しており、ESSID2からLAN内の他の機器への通信は拒否されます。
タブレットに不正アクセスされることは起こりにくいです。
【ポイント】
WEPは短時間で解読できる脆弱性が知られているため、現在は使うべきではありません。
古い機器のために使う場合は、本問のように通信を制限して被害を抑えます。