A社では,受注から納品までの期間が,従来に比べて長く掛かるようになった。
原因は,各部門の業務の細分化と専門化が進んだことによって,受注から出荷までの工程数が増え,工程間の待ち時間も増えたからである。
経営戦略として,リードタイムの短縮とコストの削減を実現するために社内の業務プロセスを抜本的に見直したいとき,適用する手法として,適切なものはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
業務の細分化で工程と待ち時間が増えたため、業務プロセスそのものを抜本的に見直したい場面です。
このような目的で使う手法の名前を問うています。
【選択肢別解説】
1:× BCM(Business Continuity Management:事業継続管理)は、災害などが起きても重要な業務を続けるための管理活動です。
業務プロセスの抜本的な改革を目的とした手法ではありません。
2:○ BPR(Business Process Reengineering)は、業務プロセスを根本から見直し、設計し直す手法です。
リードタイムの短縮やコスト削減を目的に行うので、問題文の状況に合います。
3:× CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)は、顧客との関係を深めて満足度や収益を高める手法です。
社内の工程を見直す手法ではありません。
4:× SFA(Sales Force Automation:営業支援システム)は、営業活動を情報技術で効率化する仕組みです。
受注から出荷までの業務全体を抜本的に見直す手法ではありません。
【ポイント】
BPRのキーワードは「抜本的」「根本的」な業務の見直しです。
少しずつ改善を積み重ねる「改善活動」とは区別されます。