正答3
解説
正答は E_R = E₀ × 4M/(M+1)² × cos²θ。
中性子(質量約1 u)が静止核(質量M[u])と弾性散乱するとき、運動量保存とエネルギー保存から反跳核の獲得エネルギーは E_R = E₀ × 4mM/(m+M)² × cos²θ(θは反跳核の反跳角)で表され、中性子質量 m=1 u を代入すると E_R = E₀ × 4M/(M+1)² × cos²θ となる。
分子の係数 4M は「4×(中性子質量1)×M」に由来し、分母は両質量の和 (M+1) の2乗である点が要点。
検算として M=1(水素核)・θ=0(正面衝突)では 4·1/(1+1)²=1 となり、等質量の正面弾性衝突でエネルギーが100%移行する物理と一致する。
誤答のうち分子が 1 のもの(4M が欠落)や M のもの(係数4が欠落)はエネルギー移行率を過小評価する。
また分母を (M−1)² と質量の差にしたものは、和でなければならない散乱の分母を誤っており不適である。