正答4
解説
標準計測法12(日本医学物理学会)の電子線水吸収線量計測では、基準校正深を d = 0.6 R₅₀ − 0.1(g·cm⁻²、R₅₀は線量半価深)と定めており、これが正答である。
これは線量半価深R₅₀から一意に決まる深さで、エネルギーによらず統一的に基準点を与えるために導入されたものである。
SSD(線源-表面間距離)の基準は100 cmであって90 cmではない。
基準照射野は10 cm×10 cm以上(R₅₀が大きい高エネルギーでは20 cm×20 cm以上)が必要で、5 cm×5 cmでは不足する。
また電子線では校正深に合わせる電離箱の基準点は幾何学的中心ではなく実効中心(平行平板形では前面内壁、円筒形では中心軸より線源側にずれた実効測定点)であるため「幾何学的中心」は誤り。
基準ファントムは水であり、固体ファントムが許容されるのは R₅₀ < 4 g·cm⁻² の低エネルギー側であって、「R₅₀ ≧ 4 g·cm⁻² で固体ファントム」は不等号が逆で誤りである。