A 社は、従業員 800 人の IT 企業である。
システムエンジニアを中心とした B グループに在籍する 30 名の社員は全員が情報機器作業に従事している。
平均年齢は 42 歳で、ここ数か月の 1 か月当たりの時間外労働時間が 30 時間を超える者はいない。
保健師が定期健康診断後に社員全員の面談を実施したところ、B グループにおいて肩こり、腰痛、眼の疲れを訴える者が多いことが分かった。
情報機器作業の健康障害対策を検討するにあたり確認すべき情報はどれか。
2 つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
B グループでは、肩こり、腰痛、眼の疲れを訴える者が多くみられます。
情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインでは、作業環境管理、作業管理、健康管理などの対策が示されています。
時間外労働は多くないため、作業の時間の管理と作業環境の状態をまず確認します。
【選択肢別解説】
1:× 受動喫煙対策は職場の健康管理として重要です。
しかし、肩こりや眼の疲れといった情報機器作業による症状とは直接関係しません。
2:○ ガイドラインでは、一連続作業時間が1時間を超えないようにし、途中に小休止をとるよう示されています。
長時間連続して作業すると、眼の疲れや筋骨格系の症状が起こりやすくなるため確認が必要です。
3:× 職場の人間関係は、メンタルヘルスに関わる情報です。
今回の身体的な症状の原因を検討するうえでは優先度が低いです。
4:○ 照度やディスプレイのまぶしさ(グレア)などの作業環境は、眼の疲れの原因になります。
職場環境測定の結果を確認することで、作業環境管理の問題点がわかります。
5:× 生活習慣病の有病率は、一般的な健康状態を示します。
情報機器作業による症状の対策を考えるうえでは直接関係しません。
【ポイント】
照明は、画面や書類の明るさと周囲の明るさの差を小さくし、まぶしさを生じさせないよう整えます。
労働衛生の3管理(作業環境管理、作業管理、健康管理)の視点で情報を整理しましょう。