第104回 保健師国家試験 午後問107
人口1万人のA市。
5月23日に大規模な地震が発生し、家屋の倒壊などのため、住民の多くが避難所に避難した。
地震発生から7日後、市の保健師は、避難所の巡回相談の際、被災者が夜間眠れずにいることが分かったが、それが主訴として現れないことから、大規模災害後の心の変化や対処方法を示したポスターを掲示した。
また、他県から応援に来ている心のケアチームの精神科医に依頼し、災害後のストレス反応についての健康講座を行った。
ポスターの掲示や健康講座の開催によって、不眠や食欲不振を自覚して保健師に訴える被災者が増えた。
このときの保健師の対応で適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
「心のケアチームと巡回相談の実施を調整する」が正しい。
災害後の被災者で不眠・食欲不振など心理反応を訴える者が増加した段階は、専門的な精神保健支援への橋渡しが必要。
心のケアチーム(DPAT等)と連携した巡回相談で、ハイリスク者のスクリーニングと専門治療への接続を行う。
選択肢1の栄養補助食品配布、2の睡眠記録、4の体験を語らせる対応は単独では不十分で、後者はPTSD発症リスクを高める可能性もある。
災害対策基本法・DPAT活動要領に基づく被災者の心のケアの段階的支援を整理。
災害時のメンタルヘルス対応ではPFA(Psychological First Aid)の原則「見る・聞く・つなぐ」を基本とする。まとめて解く
第104回を通しで解く(110問)→
この回の他の問題
第104回 保健師国家試験 の全110問を見る →