第104回 保健師国家試験 午後問103
A市は人口5万人の地方都市。
地場産業である繊維工業などの小規模の事業所の就業者が、A市の産業別就業者の大部分を占める。
郊外には大手自動車会社のB工場(従業員500人)があり、A市の住民200人が勤務している。
A市では男性の健康寿命が短いことが問題視されており、男性の平均寿命は80.0歳(全国平均80.5歳)、健康寿命は67.0歳(同70.0歳)である。
女性の平均寿命は87.0歳(同86.8歳)、健康寿命は74.0歳(同74.0歳)である。
保健師は人口動態統計から主要死因別の標準化死亡比(SMR)を調べた。
その結果を表に示す。
A市の主要死因別の標準化死亡比(SMR)
男性:脳血管疾患125、心疾患118、悪性新生物104、肺炎99、糖尿病110
女性:脳血管疾患94、心疾患100、悪性新生物101、肺炎115、糖尿病105
A 市の健康寿命に影響する要因を明らかにするために、次に入手すべき情報はどれか。
正答4
解説
正解は4。
「要介護認定者が罹患している疾患」が正しい。
健康寿命に影響する要因を明らかにするには、健康寿命を縮める疾病(要介護状態をもたらす疾病)を特定することが核心。
要介護認定者の原因疾患(脳血管疾患・認知症・関節疾患・転倒骨折・フレイル等)を把握すれば介入の優先課題が見える。
選択肢1の特定健診受診率、2の医療費、3の生活習慣はプロセス・リスク要因情報。
健康日本21(第二次)の最終目標である健康寿命の延伸に向けた地域診断では、要介護原因の分析が出発点となる。
健康寿命の要因分析にはNDB・KDB等の医療介護データの活用が進んでおり、市町村レベルでの活用力が問われている。まとめて解く
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