第104回 保健師国家試験 午前問54
A市は、平成18年に5つの市町村が合併してできた人口約6万人、高齢化率32%の市である。
主要産業は漁業と農業である。
市街地が分散しており、学校や福祉施設も多い。
一部の町内会は活発に活動している。
A市総合計画では、健康増進および居宅での介護体制の推進を掲げており、介護保険施設の入所定員は増やさない方針である。
A 市住民からは、「自宅で長く暮らしたい」という意見が多く聞かれた。
一方で、 従来とは労働形態や家族形態が変化し、高齢者のみの世帯も増えており、「1人では不安だ」との意見も聞かれる。
A 市における共生社会の実現を目指して、保健師が取り組む事業で最も適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3。
「住民相互の高齢者見守り活動の推進」が正しい。
共生社会の実現には専門職サービスだけでなく、住民同士の支え合いによるソーシャル・キャピタル醸成が不可欠で、見守り活動は中核となる住民主体の取組み。
選択肢1の認知症予防教室、2の介護技術教室、4のグループホーム見学は専門的知識提供型で住民相互の助け合いには直結しない。
地域共生社会の理念(厚生労働省)は、世代や属性を超えて支え合う地域づくりで、地域包括ケアシステム・地域福祉計画・社会福祉法の改正で具体化されている。
地域共生社会では、世代を超えた支え合い・ピアサポート・互助の仕組みづくりが行政サービスを補完して機能する。まとめて解く
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