第104回 保健師国家試験 午前問16
A さん(28歳、男性)。
8年前に統合失調症を発症し長期入院をしていたが、6か月前に退院し、自宅で母親と2人で暮らしている。
母親から「退院時から通っていたデイケアに2週間ほど行っていません。
食事は私と一緒に食べていて、服薬もできていますが、それ以外はあまり部屋から出てきません。
デイケアの職員には少し様子をみるようにと言われましたが、心配で仕方がありません。
こういうときはどうすれば良いでしょうか」と地区担当保健師に電話があった。
保健師が家庭訪問したところ、A さんは「デイケアにはそのうち行きます」と言って部屋に戻った。
このときに保健師が母親へ助言する内容で最も適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4。
「家族会に参加して他の家族のお話を聞いてみてはいかがですか」が正しい。
統合失調症の退院後、症状は安定し服薬・食事はできておりデイケア職員も様子を見るよう助言済み。
緊急性はなく、母の不安・孤立を和らげピアサポートにつなげる家族会参加が最も適切である。
選択肢1の主治医相談はデイケア職員の助言と矛盾し緊急性もない。
選択肢2の別施設見学は本人の意思を無視する。
選択肢3の外出勧奨は無関心期の本人に圧力となる。
精神保健福祉では家族支援が再発予防に大きく寄与し、感情表出(EE)の調整が鍵となる。
WHO の家族心理教育プログラムでも家族同士のサポートが効果的とされ、地域での家族会・SHGの活用は再発防止に寄与する。まとめて解く
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