第103回 保健師国家試験 午後問98
Aちゃん(9歳、女児)。
4か月前から母親と親しくなった男性との3人暮らしを始めている。
Aちゃんは「新しいお父さんができた」と喜んでいたが、1か月前から忘れ物が多くなり、この1か月に4日欠席をしている。
担任が連絡をしたところ、母親から「家庭内のことに関わらないで欲しい」と激しい口調の拒絶を受けた。
保健室で休むことも多くなったため、養護教諭がAちゃんに確認したところ、母親と男性が出掛けて戻らない日が多く、Aちゃんは菓子パンなどを買って食べているとのことであった。
3日後、専門機関による A ちゃんへの支援が開始された。
その後の A ちゃんの出欠状況や家庭環境の変化などについて、専門機関から学校に定期的な情報提供の依頼があった。
窓口となった養護教諭の対応として適切なのはどれか。
正答4
解説
正解は4(情報提供は書面で行う)。
要保護児童に関する関係機関間の情報共有は要保護児童対策地域協議会の枠組みで、文書(書面)による正確で記録に残る形式で行うことが原則である。
1の保護者同意は要保護児童対策地域協議会の場合は本人同意不要で守秘義務免除規定がある、2の児童本人からの情報収集は本人保護の観点で慎重対応、3の頻度(か月に1回)は具体性に欠ける。
要対協は児童福祉法第25条の2に基づき市町村が設置する多機関連携の場で、保健・福祉・教育・医療・警察等が情報共有し対応するための法的枠組みであり、養護教諭はその構成員として書面情報提供を行う。まとめて解く
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