第103回 保健師国家試験 午前問48
Aさん(50歳、女性、未婚)。
28歳のときに統合失調症と診断され、43歳から7年間精神科病院に入院していた。
両親は7年前に相次いで他界し、家族は姉(55歳、未婚)のみである。
Aさんの病状が安定したため、Aさん姉妹は一緒に暮らすことを希望した。
退院前に、病院内で地域の支援関係者を集めた会議が開かれ、Aさん姉妹も参加した。
その際、姉が「妹と離れて暮らしていた期間が長いので不安はありますが、一緒に暮らせるのはうれしいです」と語っていた。
退院後は市の保健師が家庭訪問することになった。
A さんは姉との2人暮らしを開始した。
退院から7日後の初回の家庭訪問の目的として適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3(自宅での生活への適応状況の把握)。
退院後初回家庭訪問の目的は退院した精神障害者が新たな生活環境に適応できているかを確認することで、生活リズム・服薬状況・対人関係・本人と家族の負担を観察し再発予兆を早期に察知することが中心となる。
1の退院指導内容確認は病院との連携で得るべき情報、2の就労移行支援サービス勧奨は時期尚早で本人の希望と状態を踏まえてから、4の周辺住民交流状況は将来の地域定着支援で必要だが初回の優先事項ではない。
精神保健福祉法および地域移行・地域定着支援の枠組みで、退院直後の生活適応支援が再入院予防の鍵となる。まとめて解く
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