次のうち、子育て家庭の現状と課題に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
A 「令和3年社会生活基本調査」(総務省)によると、6歳未満の子どもをもつ世帯においては、過去 20 年間の夫の家事時間および育児時間は減少傾向にある。
B 「男女共同参画社会に関する世論調査(令和4年 11 月調査)」(内閣府)によれば、「女性が職業をもつことに対する意識」として、男女問わず全世代において、「こどもができたら職業をやめ、大きくなったら再び職業をもつ方がよい」を選択した割合が最も大きかった。
C 「第 16 回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」(2023 年8月 国立社会保障・人口問題研究所)によれば、理想の数の子どもをもたない理由として、最も大きいのは経済的問題である。
D 家庭役割と仕事役割との間で、一方の役割における状況や経験が、他方の役割における状況や経験に影響を及ぼすことを、エンハンシング効果という。
(組み合わせ)
正答5
解説
正答は選択肢5(A:×/B:×/C:○/D:×)。
Aは誤りで、令和3年社会生活基本調査によれば6歳未満の子どもをもつ夫の家事・育児時間は過去20年で増加傾向にある。
Bは誤りで、「男女共同参画社会に関する世論調査(令和4年 11 月調査)」(内閣府)では、男女いずれも「こどもができても、ずっと職業を続ける方がよい」を選んだ割合が最も大きく(女性 61.3%、男性 57.4%)、「こどもができたら職業をやめ、大きくなったら再び職業をもつ方がよい」(総数 27.1%)が最も大きかったわけではない。
Cは正しく、第16回出生動向基本調査では理想の子ども数をもたない最大の理由は「子育てや教育にお金がかかりすぎる」などの経済的理由である。
Dは誤りで、家庭役割と仕事役割の一方における状況や経験が他方の役割に影響を及ぼすことは「スピルオーバー」と呼ばれる。
エンハンシング効果は、言語的な称賛などのフィードバックによって内発的動機づけが高まる現象を指す語である。