次のうち、学童期の発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 善悪の判断が、行為の意図を重視する判断から、行為の結果を重視する判断へと移行する。
B ピアグループと呼ばれる小集団を形成する。
この集団は、多くの場合、同性、同年齢のメンバーで構成され、強い閉鎖性や排他性をもち、大人からの干渉を極力避けようとする。
C 保存概念を獲得し、外見的特徴や見かけに左右されずに、物事を論理的に考えて理解することができるようになっていく。
D エリクソン(Erikson, E.H.)は、学童期の心理社会的危機を「勤勉性対劣等感」としている。
(組み合わせ)
正答4
解説
正答は選択肢4(A:×/B:×/C:○/D:○)です。
Aは誤りで、道徳判断は幼児期に「行為の結果」重視(客観的責任)から、学童期には「行為の意図」重視(主観的責任)へ移行します(ピアジェ)。
Bは誤りで、ギャング・エイジに見られる閉鎖的小集団は「ギャンググループ」であり、ピアグループは青年期中期以降にみられる、男女混合や異年齢といった異質性を特徴とする仲間集団です。
Cは正しく、学童期(具体的操作期)に保存概念を獲得して論理的思考が可能になります。
Dも正しく、エリクソンは学童期の心理社会的危機を「勤勉性対劣等感」と位置づけています。