次のうち、自己の発達に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 自己の中でも、自分の姿や名前、性格など周りの人が捉えることができる様々な特徴が含まれる側面を主体的自己という。
B 鏡映像の自己認知ができる子どもは1歳半頃から急激に増え、2歳頃ではかなりの子どもが可能になる。
C ルイス(Lewis, M.)によれば、1歳半頃になると誇りや恥などの感情がみられるようになり、それらの感情が生じるには、客体的自己意識が獲得されている必要がある。
D 学童期の初め頃になると、社会的比較が可能になるため、自己について肯定的な側面だけでなく否定的な側面の評価も可能になる。
(組み合わせ)
正答4
解説
A「自分の姿や名前など周りが捉えられる特徴の側面」は客体的自己(me)であり、主体的自己(I)ではないため誤り(×)。
B「鏡映像の自己認知が1歳半頃から急増し2歳でほぼ可能」は正しい(○)。
C「1歳半頃になると誇りや恥などの感情がみられる」は誤りで、ルイスは客体的自己が成立する1歳半〜2歳頃に現れる自己意識的感情は照れ・共感・羨望であり、誇りや恥のように基準や規則との照合を必要とする感情が現れるのは2歳半〜3歳頃であるとしている(×)。
D「学童期初期に社会的比較により否定的自己評価も可能」は誤りで、社会的比較を手がかりに肯定的な側面だけでなく否定的な側面まで自己を評価できるようになるのは、学童期の初め頃ではなく学童期の中期以降である(×)。
よって正答はA:×B:○C:×D:×(選択肢4)。