次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
児童養護施設に入所しているH君(18歳、男児)は、虐待を理由に小学校4年生の時に施設に入所してきた。
高校生活は大きな問題もなく、就職が決まったため、高校卒業と同時に施設を出て、一人でアパートで生活することになった。
そうした中、施設を退所する1か月前に、H君がスーパーで万引きをしたと店から施設に連絡があった。
【設問】
次の文のうち、今後のH君への支援に関する施設の取り組みとして、最も不適切な記述を一つ選びなさい。
正答4
解説
最も不適切な記述は選択肢4「児童自立支援施設における非社会的行為防止の支援が必要と考え、措置変更を検討する」です。
H君は就職も決まり施設退所を1か月後に控えた18歳であり、万引きは初めての問題行動です。
この段階で措置変更(児童自立支援施設への移送)を検討することは過剰かつ不適切な対応です。
むしろ退所前の不安や環境変化へのストレスが背景にある可能性を踏まえ、アセスメントの再検討や措置延長・児童相談所との協議など、本人の自立を支える方向性で対応することが適切です。