2020年度 後期 保育士試験 問8
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。 【事例】 N保育所の4歳児クラスで、外遊びから戻ってきた子どもたちが、麦茶を飲もうと列に並び始めた。 S児、Y児が順番に並んでいった。 先頭のS児が後方に並んでいたM児に呼ばれ少しだけ列の横に動いた。 S児がその場を離れると予想したのか、前に並びたいという気持ちが働いたのか、Y児が先頭に並ぼうと前に出た。 S児が「やめて。僕が一番なんだから」と強く言うが、Y児は譲らず、2人がつかみ合いになった。 担当保育士がやってきて、「どうしたの?」と言いながら間に入った。 近くにいた子どもたちがじっとその様子を見ていた。 担当保育士は、保育室の隅に2人を連れていきそれぞれに状況や理由を聴き始めた。 先ほどから2人のいざこざの様子を見ていたM児がそばにやってきて、「あのね、私がSちゃんに・・・」といざこざになった理由を説明し始めた。 【設問】 担当保育士の子どもへの対応として、「保育所保育指針」第1章「総則」の1「保育所保育に関する基本原則」、3「保育の計画及び評価」及び第2章「保育の内容」の3「3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」に照らして、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 最も重要なことは、2人のいざこざの理由を当事者のそれぞれが自分で説明することなので、自分のこと(列に並んで麦茶を飲むこと)に専念するようM児をその場から遠ざける。 B 当事者それぞれが状況や理由を言葉で主張しあうことも大切だが、クラスの子どもが友達のいざこざに関心をもち、解決のプロセスに参加するように援助する。 C いざこざは、当事者が一番わかっていることなので、他の子どもが野次馬的な感情で参加することはいけないことだと、このような機会をとらえて全体に指導する。 D 4歳児クラスとして規範意識の育ちを促す良い機会なので、周囲の子どもと一緒にどうしたらよいかを考える。 E M児は自分がS児に呼びかけた結果、トラブルになったことで責任を感じているのかもしれない。 M児の気持ちも配慮しながら、いざこざに対する援助をする。 (組み合わせ)