次の文のうち、モンテッソーリ(Montessori, M.)に関する記述として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A イタリアの思想家・実践家として、母親学校の創始者となり、そこで実践された環境を通して行う教育法はモンテッソーリ・メソッドと呼ばれている。
B 青年期を敏感期ととらえ、感覚運動能力の育成こそ人間のあらゆる能力の発達の基礎であるとして、こうした感覚訓練を目的とした教具を開発した。
C ローマのスラム化した地区において、アパートの一棟に昼間仕事をしている母親の児童を預かるための施設として「子どもの家」が設立され、そこでの実践を通して自らの理論を構築した。
D セガン(Seguin, E.)が知的障害の子どもの教育のために開発した教具に修正を加え、独自の教具を作り、それが後のモンテッソーリ教具と呼ばれるものとなった。
(組み合わせ)
正答4
解説
モンテッソーリに関する組み合わせ問題です。
A:モンテッソーリはイタリアの思想家・実践家ですが、「母親学校」の創始者というのは誤りです。
彼女が設立したのは「子どもの家(Casa dei Bambini)」です。
母親学校はコメニウスと関連します。
B:「青年期を敏感期ととらえた」という記述は誤りです。
モンテッソーリが敏感期(sensitive period)として着目したのは乳幼児期です。
感覚訓練を目的とした教具開発は正しいです。
C:ローマのスラム地区のアパートの一棟に仕事をしている母親の子どもを預かる施設として「子どもの家」が設立されたという記述は正しいです。
D:セガンが知的障害の子ども向けに開発した教具を修正・発展させて独自の教具(モンテッソーリ教具)を作ったという記述は正しいです。
よって正答は選択肢4(A:×/B:×/C:○/D:○)です。