次の文は、DSM-5の神経発達症群に関する記述である。
適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 知的発達症の約 80%は、染色体異常が原因である。
B 自閉スペクトラム症の症状には、「社会的コミュニケーションおよび対人的相互反応における持続的な欠陥」と「行動、興味、または活動の限定された反復的な様式」がある。
C 注意欠如・多動症の支援・治療として、ソーシャルスキル・トレーニングや親へのペアレント・トレーニング、薬物療法などが有効である。
D 限局性学習症とは、知的発達症に伴う学業不振のことである。
E 発達性協調運動症では、不器用さや運動技能の遂行における遅さと不正確さがみられる。
(組み合わせ)
正答4
解説
正答は選択肢4(A:× B:○ C:○ D:× E:○)です。
Aは誤りで、知的発達症の原因のうち染色体異常は約10〜15%程度であり、80%は過大評価です。
Bの自閉スペクトラム症の2つのコア症状(社会的コミュニケーションの欠陥と限定・反復的行動)はDSM-5の定義として正確です。
Cの注意欠如・多動症への支援としてSST・ペアレント・トレーニング・薬物療法はいずれも有効とされており正しいです。
Dは誤りで、限局性学習症(LD)は知的発達症を伴わない学習困難であることが要件です。
Eの発達性協調運動症の特徴(不器用・遅さ・不正確さ)は正確な記述です。