正答5
解説
正解は5です。
ムンプス難聴は、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)のウイルスによって内耳が障害される感音難聴です。
【選択肢別解説】
1:× ムンプス難聴には有効な治療法が確立していません。
副腎皮質ステロイドなどが試みられますが、回復はほとんど期待できません。
2:× ムンプス難聴は、多くが一側性の高度から重度(聾)の難聴です。
軽度というのは誤りです。
3:× ムンプス難聴は、生後にムンプスウイルスに感染して起こる後天性の難聴です。
先天性難聴ではありません。
4:× 日本ではムンプスワクチンは任意接種であり、定期接種ではありません。
そのため接種率が低く、ムンプス難聴の予防が課題となっています。
5:○ ムンプスは成人でも感染するため、成人でもムンプス難聴を発症します。
記述は正しいです。
【ポイント】
ムンプス難聴は「一側性・高度・回復困難・ワクチンで予防」と覚えます。
耳下腺の腫れが目立たない不顕性感染でも起こることがあります。
【用語】
ムンプス難聴:おたふくかぜのウイルスによって内耳が障害され、多くは一側の高度難聴になる。
流行性耳下腺炎:ムンプスウイルスによる感染症で、耳下腺の腫れや発熱が出る、おたふくかぜである。
感音難聴:内耳や聴神経などの障害によって起こる難聴のことである。
定期接種:予防接種法に基づき、市区町村が実施して公費で受けられるワクチン接種である。