正答5
解説
正解は5です。
言語モダリティは、聴く・話す・読む・書くといった言語の入力と出力の様式のことです。
復唱・音読・書取・写字などの課題が、どの入力とどの出力の経路を通るかを考える問題です。
【選択肢別解説】
1:× 復唱は、聴いた言葉を音声で言う課題です。
聴覚入力から音声出力への経路であり、文字を理解する読解の回路は含みません。
2:× 音読は、文字を見て音声に変える課題です。
視覚(文字)入力から音声出力への経路であり、聴覚的理解の回路は含みません。
3:× 書取は、聴いた言葉を文字で書く課題です。
聴覚入力から書字出力への経路であり、文字を読んで理解する読解の回路は含みません。
4:× 写字は、見た文字を書き写す課題です。
視覚入力から書字出力への経路であり、聴いて言う復唱の回路は含みません。
5:○ 発話(自発話)は、伝えたい意味を語の音の形に変え、発声発語器官を動かして出力する過程です。
記述は正しいです。
【ポイント】
課題を「何で入力して、何で出力するか」に分解すると、失語症の症状から障害された経路を推定できます。
【用語】
言語モダリティ:聴く・話す・読む・書くという、言語の入力と出力の様式のことである。
復唱:聞いた言葉をそのまま声に出して繰り返す課題のことである。
書取:聞いた言葉や文を、そのとおりに文字に書き表す課題のことである。
写字:見本の文字や文章を見ながら書き写す課題のことである。
音読:文字で書かれた文を声に出して読む課題のことである。