正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
この問題は課題と必要な言語機能の組合せで「誤っている」ものを選ぶので、○ が答えです。
課題を遂行するときに、どの処理過程を通るかを考えると判断できます。
【選択肢別解説】
1:○ 呼称と文字想起の組合せは誤りです。
呼称では、絵の意味から語の音を想起して発話するので、文字を思い浮かべる必要はありません。
2:○ 非語復唱と意味理解の組合せは誤りです。
非語には意味がないため、聞いた音の並びを保持して言うだけで、意味理解は使いません。
3:× 長文の理解と統語理解の組合せは正しいです。
文の構造をとらえ、誰が何をしたかを理解する統語の処理が必要です。
4:× 不規則語の音読と語彙・意味処理の組合せは正しいです。
文字と音の規則どおりに読めない語は、語全体の知識を使って読みます。
5:× 仮名1文字の書き取りと語音認知の組合せは正しいです。
聞いた音を正しく聞き分けて同定しなければ、対応する仮名を書けません。
【ポイント】
非語の処理は音韻の経路を、不規則語の処理は語彙・意味の経路を調べるのに使います。
課題ごとに通る経路を整理しておくと、障害されている過程を推定しやすくなります。
【用語】
非語復唱:意味をもたない音の並びを聞いて、そのとおりにくり返して言う課題である。
統語理解:語の並びや文法的な関係を手がかりに、文の意味を理解する働きである。
不規則語:「海老」「時雨」のように、文字と音の一般的な対応規則どおりには読めない語のことである。
呼称:絵や物を見せられて、その名前を言う課題のことである。
語音認知:聞いた音声が、どの語音であるかを聞き分けて同定する働きである。