正答3
解説
正解は3です。
同じ時期に入学した集団を、時間を追って追跡した研究のデザインを問う問題です。
共通の属性をもつ集団をコホートといい、これを追跡する研究がコホート研究です。
【選択肢別解説】
1:× ランダム化比較試験ではありません。
ランダム化比較試験は、対象者を無作為に介入群と対照群に分けて効果を比べる研究です。
2:× 準実験ではありません。
準実験は、無作為割り付けをせずに介入を行い、その効果を比べる研究です。
3:○ コホート研究です。
入学年ごとの集団を5年間追跡しており、入学年の違う3つのコホートを比較することもできます。
4:× 症例比較研究ではありません。
症例比較研究は、ある疾患のある人とない人を選び、過去の要因をさかのぼって比べる研究です。
5:× 相関研究ではありません。
相関研究は、介入をせずに複数の変数を測り、その関連の強さを調べる研究です。
【ポイント】
コホート研究は原因から結果へ前向きに追跡し、症例対照研究は結果から原因へさかのぼります。
本問のように複数のコホートを追うと、年齢による変化と世代の違いを分けて検討できます。
【用語】
コホート研究:ある集団を一定期間追跡し、要因と結果の関係を調べる観察研究である。
ランダム化比較試験:対象者を無作為に介入群と対照群に分けて、介入の効果を比較する研究である。
準実験:無作為な割り付けを行わずに介入を行い、効果を比較する研究方法である。
症例比較研究:ある疾患のある人とない人を選び、過去の要因をさかのぼって比較する研究である。
相関研究:介入を行わずに複数の変数を測り、その間の関連の強さを調べる研究である。