正答4
解説
自動ABRに比べて偽陽性率が高い
耳音響放射(OAE)は、特に新生児スクリーニングで使用される際に、偽陽性率が高いとされることがあります。
これは、外耳道の閉塞や中耳の状態(例えば羊水が残っているなど)によって測定が影響を受けやすいためです。
自動ABR(Auditory Brainstem Response)は、より中枢の聴覚経路を評価するため、偽陽性率はOAEよりも低いとされています。
新生児聴覚スクリーニングに用いられる
OAEは新生児の聴覚スクリーニングに広く用いられています。
非侵襲的で短時間で測定できるため、初期スクリーニングに適しています。
歪成分耳音響放射の測定には2種類の刺激音を用いる
歪成分耳音響放射(Distortion Product Otoacoustic Emissions, DPOAE)は、2つの異なる周波数の音(通常はf1とf2)を同時に耳に入れて、その結果として生じる特定の周波数の音を測定します。
Auditory neuropathy spectrum disorderの診断に用いられる
Auditory Neuropathy Spectrum Disorder(ANSD)は、内耳から脳への信号伝達に問題がある状態です。
OAEは外有毛細胞の機能を評価するため、ANSDの診断において、内耳の外有毛細胞が正常に機能しているかどうかを確認するために用いられます。
蝸牛の内有毛細胞の機能を反映している
誤りです。
OAEは主に蝸牛の外有毛細胞の機能を反映しています。
外有毛細胞は音の増幅と精細化に関与しており、OAEはこれらの細胞の健康状態を示します。