正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
日本語の方言にみられる母音の種類、母音の無声化、アクセントの違いが問われています。
【選択肢別解説】
1:○ どの方言にも母音と子音の両方が存在します。
母音や子音の数や種類は方言によって異なりますが、どちらかを欠く方言はありません。
2:× 母音の分布は方言によって異なります。
東北地方ではイとエが近づき、名古屋方言などでは5つより多い母音がみられます。
3:× 母音の無声化の起こりやすさは方言によって異なります。
東京など東日本や九州では起こりやすく、近畿などでは起こりにくい傾向があります。
4:× アクセントの単位は方言によって異なります。
鹿児島方言などのシラビーム方言では、モーラではなく音節がアクセントの単位になります。
5:○ アクセントのない方言も存在します。
宮城・福島・栃木などには、語によるアクセントの区別がない無アクセント(一型アクセント)の地域があります。
【ポイント】
共通語ではモーラが基本単位ですが、方言によっては音節が単位になります。
無アクセント方言の存在とあわせて覚えましょう。
【用語】
アクセント:語の中で音の高さの上げ下げなどによって、語を区別したり語のまとまりを示したりする特徴である。
母音の無声化:母音が声帯の振動を伴わずにささやくように発音される現象である。
モーラ:日本語で一定の長さをもつ音の単位で、拍とも呼ばれ、促音や撥音も1つに数える。
シラビーム:音節を長さやアクセントの単位として数える方言の性質を指す語で、モーラを単位とする方言と対比される。
無アクセント:語ごとに決まった音の高低の型がなく、アクセントによって語を区別しない方言の特徴である。