正答4
解説
正解は4です。
認知症の原因疾患のうち、感染によって起こるもの(プリオン病)を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× アルツハイマー病は神経変性疾患です。
老人斑と神経原線維変化を特徴とし、感染性はありません。
2:× レビー小体型認知症は神経変性疾患です。
レビー小体の出現を特徴とし、幻視やパーキンソン症状を伴います。
3:× ハンチントン舞踏病は常染色体顕性(優性)遺伝の変性疾患です。
CAGリピートの異常伸長で起こり、感染症ではありません。
4:○ クロイツフェルト・ヤコブ病は、異常プリオン蛋白によって起こる感染性の疾患です。
急速に進む認知症とミオクローヌスが特徴です。
5:× 多発性硬化症は中枢神経の自己免疫性脱髄疾患です。
再発と寛解を繰り返しますが、感染症ではありません。
【ポイント】
クロイツフェルト・ヤコブ病は、硬膜移植や角膜移植など医療行為による感染例も知られています。
脳波の周期性同期性放電も特徴的な所見です。
【用語】
クロイツフェルト・ヤコブ病:異常プリオン蛋白が脳に蓄積し、急速に進む認知症などを起こす疾患である。
ハンチントン舞踏病:不随意な舞踏様運動と認知症を主な症状とする、遺伝性の神経変性疾患である。
多発性硬化症:中枢神経の髄鞘が壊され、再発と寛解を繰り返す自己免疫性の疾患である。
レビー小体型認知症:神経細胞にレビー小体がたまり、幻視やパーキンソン症状を伴う認知症である。
アルツハイマー病:老人斑と神経原線維変化を特徴とし、記憶障害から徐々に進行する神経変性疾患である。