正答2
解説
正解は2です。
脳神経が関わる反射について、求心路(感覚の経路)と遠心路(運動の経路)を問うています。
顔面神経がどこかの経路に使われている反射を選びます。
【選択肢別解説】
1:× 対光反射の求心路は視神経、遠心路は動眼神経(副交感神経線維)です。
瞳孔括約筋が収縮して縮瞳しますが、顔面神経は関わりません。
2:○ 瞬目反射は、眼の周囲や角膜への刺激によってまぶたが閉じる反射です。
刺激は三叉神経などが伝え、遠心路は顔面神経です。
顔面神経が支配する眼輪筋が収縮して、まぶたが閉じます。
3:× 咽頭反射の求心路は主に舌咽神経、遠心路は主に迷走神経です。
顔面神経は関わりません。
4:× 下顎反射は、求心路も遠心路も三叉神経(下顎神経)です。
咬筋が収縮して口が閉じ、両側の上位運動ニューロン障害で亢進します。
5:× 嘔吐反射は、咽頭などへの刺激を舌咽神経や迷走神経が伝えます。
延髄の嘔吐中枢を介して起こり、顔面神経は主な経路ではありません。
【ポイント】
顔面神経が遠心路となる反射として、瞬目反射(角膜反射)とアブミ骨筋反射を覚えておきましょう。
角膜反射の求心路は三叉神経、遠心路は顔面神経です。
【用語】
顔面神経:表情筋の運動や舌前方の味覚などを担う第7脳神経である。
瞬目反射:角膜や眼周囲への刺激でまぶたが反射的に閉じる反応で、脳幹を通る反射弓をもつ。
対光反射:光を当てると瞳孔が縮小する反応で、視神経と動眼神経が関わる。
咽頭反射:咽頭後壁などを刺激すると咽頭の筋が収縮して吐き気を催す反射で、舌咽神経と迷走神経が関わる。
下顎反射:下顎を軽くたたくと咬筋が収縮して口が閉じる反射で、求心路も遠心路も三叉神経である。