正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
医療・福祉の基本用語と、その意味や目的を正しく対応づけられるかを問うています。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
標準予防策は、すべての患者の血液・体液・排泄物などを感染のおそれがあるものとして扱う考え方です。
手指衛生や手袋・ガウンの着用によって、主に接触による感染の広がりを防ぎます。
2:○ 誤った組み合わせです。
ICF(国際生活機能分類)は、疾患ではなく生活機能と障害を分類するものです。
心身機能・身体構造、活動、参加と、環境因子・個人因子から構成されます。
疾患を分類するのはICD(国際疾病分類)です。
3:○ 誤った組み合わせです。
ノーマライゼーションは、障害のある人も地域で普通の生活を送れるようにする理念です。
障害者を大規模な入所施設(コロニー)に集めて生活させる考え方とは、逆の方向を目指します。
4:× 正しい組み合わせです。
インクルーシブ教育は、障害のある子どもとない子どもが共に学ぶ仕組みです。
文部科学省は、これを共生社会の形成に向けた教育の仕組みと位置づけています。
5:× 正しい組み合わせです。
インフォームド・コンセントは、十分な説明を受けて理解したうえで、患者が自ら同意することです。
【ポイント】
ICFは「生活機能」、ICDは「疾病」の分類という対比が頻出です。
ノーマライゼーションは、コロニーでの隔離的な処遇への反省から生まれた理念です。
【用語】
標準予防策:すべての患者の血液や体液などを感染の可能性があるものとして扱い、院内感染を防ぐ基本的な考え方である。
ICF:国際生活機能分類のことで、心身機能・活動・参加など生活機能の側面から健康状態を分類する枠組みである。
ノーマライゼーション:障害のある人もない人も、地域で普通の生活を送れる社会を目指す考え方である。
インクルーシブ教育:障害の有無にかかわらず、すべての子どもが同じ場で共に学ぶことを目指す教育の仕組みである。
インフォームド・コンセント:医療者から十分な説明を受け、内容を理解したうえで患者が同意することを指す。