正答4
解説
正解は4です。
喉頭ストロボスコピーは、点滅光で声帯振動をゆっくり動いているように見せ、振動の様子を観察する検査です。
この問題は観察項目でないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 粘膜波動は観察項目です。
声帯粘膜が下から上へ波打つように動く様子で、癌や瘢痕では消失または減弱します。
2:× 声門閉鎖は観察項目です。
振動の閉鎖相に声門が十分に閉じているかを観察します。
3:× 振動の周期性は観察項目です。
振動が規則的に繰り返されているかを評価します。
4:○ 披裂部の可動性は観察項目ではありません。
披裂部の動きは呼吸と発声に伴う大きな運動なので、通常光の喉頭内視鏡で観察します。
5:× 非振動部位の有無は観察項目です。
声帯の一部が振動しない部位は、癌や瘢痕など粘膜の硬さを示す所見です。
【ポイント】
ストロボスコピーの主な観察項目は、周期性、左右対称性、振幅、粘膜波動、声門閉鎖、非振動部位です。
声帯麻痺の有無など声帯の動きそのものは、通常の喉頭内視鏡で確認します。
【用語】
喉頭ストロボスコピー:ストロボ光を用いて、声帯の速い振動を見かけ上ゆっくり観察する検査である。
粘膜波動:声帯振動のときに、声帯の粘膜が波のように動く様子を指す。
披裂部:声帯の後端がつく披裂軟骨のある喉頭後方の部分で、声帯の開閉の動きを担う。