正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
咽頭収縮筋は、上、中、下の3つに分かれ、嚥下時に上から順に収縮して食塊を食道へ送ります。
この筋は、舌咽神経と迷走神経からなる咽頭神経叢を介して支配されます。
【選択肢別解説】
1:× 三叉神経は、咀嚼筋や口蓋帆張筋などを支配します。
咽頭収縮筋は支配しません。
2:× 顔面神経は、表情筋や顎二腹筋の後腹などを支配します。
咽頭収縮筋は支配しません。
3:○ 舌咽神経は、咽頭神経叢の形成に加わり、咽頭収縮筋の支配に関与します。
咽頭の感覚も担います。
4:○ 迷走神経は、咽頭神経叢を介して咽頭収縮筋を支配します。
運動線維の主体は迷走神経です。
5:× 舌下神経は、舌の筋(内舌筋と外舌筋)を支配します。
咽頭収縮筋は支配しません。
【ポイント】
茎突咽頭筋だけは舌咽神経単独の支配です。
延髄の障害(球麻痺)では、舌咽神経や迷走神経が障害されて咽頭期の嚥下障害が起こります。
【用語】
咽頭収縮筋:咽頭の壁にあり、嚥下のときに食べ物を食道へ送る筋である。
咽頭神経叢:舌咽神経と迷走神経が咽頭の壁で網目状に合わさった神経の集まりである。
舌咽神経:舌の後ろ側や咽頭の感覚と運動を担う第9脳神経で、味覚にも関わる。
迷走神経:脳から出て咽頭や胸腹部の臓器まで広く分布する脳神経である。
舌下神経:舌の筋の運動を支配する第12脳神経で、障害されると舌が動かしにくくなる。