正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
この問題はクッシング症候群でみられないものを選ぶので、○ が答えです。
クッシング症候群は、副腎皮質ホルモンのコルチゾールが過剰になる病態です。
【選択肢別解説】
1:× みられる症状です。
コルチゾール過剰では体幹に脂肪がつき、手足は細い中心性肥満になります。
2:× みられる症状です。
顔に脂肪がついて丸くなる満月様顔貌は代表的な所見です。
3:× みられる症状です。
コルチゾールには塩分と水分を体内に保持する作用もあり、高血圧になりやすくなります。
4:○ みられない症状です。
徐脈はクッシング症候群の特徴ではありません。
5:○ みられない症状です。
クッシング症候群では低血圧ではなく高血圧になります。
【ポイント】
クッシング症候群の主な症状は、中心性肥満・満月様顔貌・水牛様脂肪沈着・高血圧・高血糖・骨粗鬆症などです。
副腎皮質機能低下症(アジソン病)の低血圧と区別しましょう。
【用語】
クッシング症候群:副腎皮質ホルモンのコルチゾールが過剰に分泌されて起こる症候群である。
満月様顔貌:顔に脂肪がついて丸く膨らんだ見た目になる、コルチゾール過剰に特徴的な所見である。
徐脈:心拍数が通常より少なくなり、一般に1分間に60回未満となる状態を指す。
中心性肥満:体幹に脂肪が集まり、手足は細いという脂肪のつき方に偏りがある肥満である。