正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
主要なホルモンの作用を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× アンギオテンシンIIは強い血管収縮作用をもち、血圧を上げます。
アルドステロンの分泌も促し、体液量を増やして血圧を上げます。
2:○ インスリンの作用は血糖上昇ではなく血糖低下です。
膵臓ランゲルハンス島のβ細胞から分泌され、細胞への糖の取り込みを促します。
血糖を下げるホルモンはインスリンだけです。
3:× アドレナリンは心臓のβ1受容体に作用し、心拍数を増加させます。
副腎髄質から分泌され、心収縮力も高めます。
4:× 副甲状腺ホルモン(PTH)は血中カルシウム濃度を上昇させます。
骨吸収の促進と、腎臓でのカルシウム再吸収の促進によります。
5:× 糖質コルチコイド(コルチゾール)には強い抗炎症作用があります。
このため、ステロイド薬として炎症性疾患の治療に用いられます。
【ポイント】
血糖を上げるホルモンはグルカゴン、アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモンなど複数あります。
血糖を下げるのはインスリンのみという対比が頻出です。
【用語】
アンギオテンシン:血管を収縮させたり副腎皮質からのアルドステロン分泌を促したりして血圧を上げる物質である。
副甲状腺ホルモン:副甲状腺から分泌され、骨からのカルシウム放出などで血中カルシウム濃度を調節するホルモンである。
糖質コルチコイド:副腎皮質から分泌されるホルモンで、糖代謝の調節や炎症・免疫の抑制に働く。
アドレナリン:副腎髄質から分泌されるホルモンで、心拍数を増やすなど体を活動状態にする。