正答5
解説
正解は5です。
福祉施設の利用が措置制度によるか、契約制度によるかを問う問題です。
措置制度とは、行政が職権で施設への入所などを決定する仕組みです。
2000年前後の社会福祉基礎構造改革で、多くの福祉サービスは利用者が選んで契約する仕組みに移行しました。
【選択肢別解説】
1:× 救護施設は生活保護法に基づく保護施設です。
入所は保護の実施機関の決定によるため、措置的な仕組みで運営されます。
2:× 児童養護施設は児童福祉法に基づく施設で、都道府県(児童相談所)の措置により入所します。
3:× 婦人保護施設は売春防止法に基づく施設で、都道府県の措置により入所します。
4:× 養護老人ホームは老人福祉法に基づく施設で、環境上と経済的な理由で在宅生活が難しい高齢者を市町村の措置で入所させます。
5:○ 障害者支援施設は障害者総合支援法に基づく施設です。
利用者が支給決定を受けて事業者と契約し、サービスを利用する仕組みなので、措置制度には基づきません。
【ポイント】
高齢者施設では、養護老人ホームは措置、特別養護老人ホームは介護保険の契約が原則です。
なお、2024年からは婦人保護施設は女性自立支援施設に改められています。
【用語】
措置制度:行政が必要性を判断し、福祉サービスの内容や施設への入所を決める仕組みである。
養護老人ホーム:環境的、経済的な理由で自宅での生活が難しい高齢者を、措置により入所させる施設である。
障害者支援施設:障害者に施設入所支援を行う施設で、サービスは利用者との契約に基づく。
救護施設:生活保護法に基づき、身体や精神に障害のある要保護者を入所させる施設である。
児童養護施設:保護者のいない児童や虐待を受けた児童などを養育する施設である。
婦人保護施設:売春防止法に基づいて設けられ、保護が必要な女性を入所させて保護する施設である。