正答4
解説
正解は4です。
受身文は、能動文で動詞の対象(ヲ格やニ格の名詞)だったものが主語になる直接受身と、出来事に直接関わらない人が影響を受ける間接受身に分けられます。
間接受身は、迷惑の意味を伴うことが多いため迷惑受身とも呼ばれます。
【選択肢別解説】
1:× 直接受身です。
能動文は「社長が弟に転勤を命じた」で、主語の「弟」は能動文でニ格の対象として現れています。
2:× 直接受身です。
能動文は「先生が花子を褒めた」で、主語の「花子」は能動文のヲ格の対象です。
3:× 直接受身です。
能動文は「犬が妹にかみついた」で、主語の「妹」は能動文でニ格の対象として現れています。
4:○ 間接受身です。
能動文は「友達が太郎の足を踏んだ」で、踏まれた対象は「足」です。
太郎は動詞の直接の対象ではなく、足の持ち主として間接的に影響を受けています。
5:× 直接受身です。
能動文は「駅員が妹を呼び止めた」で、主語の「妹」は能動文のヲ格の対象です。
【ポイント】
受身文を能動文に戻したとき、主語が動詞の対象として現れれば直接受身、現れなければ間接受身です。
「雨に降られた」のように自動詞から作る受身は、間接受身の典型です。
【用語】
間接受身文:直接の対象ではない人が、出来事の影響を受けた立場から述べる受身の文である。
直接受身:能動文で動詞の対象だった人が主語になる、もっとも基本的な受身の表現である。
受身:動作を受ける側を主語にして述べる文法の表現である。