正答2
解説
正解は2です。
人工内耳の音声処理(サウンドプロセッサの設定)に関する用語と、その意味の組み合わせを問う問題です。
人工内耳では、音の情報を電気刺激の量・場所・時間のパターンに変換して聴神経を刺激します。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 音の大きさと電荷量の組み合わせは正しいです。
電流の強さとパルスの幅で決まる電荷量が多いほど、音は大きく感じられます。
2:○ 音のうるささと刺激頻度の組み合わせは誤りです。
音のうるささ(大きさの上限の感覚)は主に電荷量によって決まり、刺激頻度(1秒あたりのパルス数)は時間的な情報の伝達に関わります。
3:× 音声処理法と音声コード化法の組み合わせは正しいです。
音声を電気刺激のパターンに変換する方法を音声コード化法と呼び、複数の方式があります。
4:× 入力音レベルとインプットダイナミックレンジの組み合わせは正しいです。
インプットダイナミックレンジは、プロセッサが処理する入力音の大きさの範囲です。
5:× 刺激モードと活性電極・不関電極間の電流の流れの組み合わせは正しいです。
電流を流す電極の組み合わせ方を刺激モードと呼びます。
【ポイント】
人工内耳のマッピングでは、各電極で「かすかに聞こえる量(T値)」と「快適に聞こえる最大の量(C値・M値)」を電荷量で設定します。
音の高さは主に刺激する電極の位置(蝸牛の場所)で表現されます。
【用語】
音声コード化法:入力音から必要な情報を取り出し、電気刺激のパターンに変える人工内耳の処理方法である。
インプットダイナミックレンジ:人工内耳が処理できる入力音の範囲で、最小から最大までの音圧の幅を指す。
活性電極:人工内耳で、刺激のために実際に電流を流す側の電極であり、蝸牛内に置かれる。
不関電極:人工内耳で、活性電極との間で電流の流れを作る基準側の電極である。
刺激頻度:人工内耳で、各電極に1秒あたりに与える電気刺激パルスの数である。
電荷量:電流の強さとパルスの幅で決まる電気刺激の量で、音の大きさの感覚に対応する。