正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
検査や研究の基本概念(信頼性・妥当性など)を問う問題です。
信頼性は「同じ結果がどれだけ安定して得られるか」、妥当性は「測りたいものを正しく測れているか」を表します。
【選択肢別解説】
1:× 妥当性と信頼性が相関するという記述は誤りです。
信頼性は妥当性の前提条件ですが、信頼性が高くても測りたいものを測れていなければ妥当性は低く、両者は別の概念です。
2:○ アルファ係数(クロンバックのα係数)は信頼性係数の一種です。
検査項目の間の内的一貫性を表す指標です。
3:○ 検査の信頼性は、同様の結果が再現される程度を表します。
再検査法や折半法などで評価されます。
4:× 検査者による行動観察は主観的評価法ではありません。
他者が外から行動を観察して記録する方法で、本人の自己報告による主観的評価と対比される客観的な評価法です。
5:× コホートは生年月日を同じくする人の集団ではありません。
同じ時期に生まれたり、同じ曝露を受けたりするなど、共通の特性をもつ集団のことです。
【ポイント】
「信頼性が高くても妥当性が高いとは限らないが、信頼性が低ければ妥当性も高くならない」と覚えます。
コホート研究は、共通の特性をもつ集団を将来に向かって追跡する研究です。
【用語】
アルファ係数:テストの項目間の一貫性から求める、信頼性を表す指標で、クロンバックのα係数ともいう。
信頼性:同じ条件で測れば同じ結果が得られるという、検査結果の安定性である。
妥当性:検査が測ろうとしているものを、きちんと測れている程度である。
コホート:同じ時期に生まれたなど、共通の特徴をもつ人の集団である。