平成28年度 法規 第三種電気主任技術者試験 問16
図は,線間電圧V[V],周波数f[Hz]の中性点非接地方式の三相3線式高圧配電線路及びある需要設備の高圧地絡保護システムを簡易に示した単線図である。 高圧配電線路一相の全対地静電容量をC1[F],需要設備一相の全対地静電容量をC2[F]とするとき,次の(a)及び(b)に答えよ。 ただし,図示されていない負荷,線路定数及び配電用変電所の制限抵抗は無視するものとする。 図:高圧配電線路(全対地静電容量C1,接地)から地絡事故点を経て受電点に至り,需要設備側には零相変流器・地絡継電器(I>)・遮断器,及び需要設備一相の全対地静電容量C2(接地)が示された単線図。 地絡事故点から地絡電流Igが高圧配電線路側と需要設備側の両方に分流する経路が破線で示されている。 (b) 上記(a)の地絡電流Igは高圧配電線路側と需要設備側に分流し,需要設備側に分流した電流は零相変流器を通過して検出される。 上記のような需要設備構外の事故に対しても,零相変流器が検出する電流の大きさによっては地絡継電器が不必要に動作する場合があるので注意しなければならない。 地絡電流Igが高圧配電線路側と需要設備側に分流する割合はC1とC2の比によって決まるものとしたとき,Igのうち需要設備の零相変流器で検出される電流の値[mA]として,最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。 ただし,V=6600 V,f=60 Hz,C1=2.3 μF,C2=0.02 μFとする。

正答2