ボイラーの蒸気圧力上昇時の取扱いに関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A ボイラーのたき始めは、ボイラー水の膨張により水位が上昇するが、2個の水面計の水位が同じであることを確認して水位の動き具合を監視する。
B 空気抜き弁は圧力が上がり始めで開き、空気を放出させる。
C 整備直後のボイラーは、全体が冷めているので、たき始めは、通常より燃焼量を増した状態で安定的に稼働するか確認する。
D 圧力計の機能に疑いがあるときは、圧力計の下部コックを閉めれば加圧状態でも圧力計と取り替えることができるので予備の圧力計と交換する。
正答3
解説
正解は3です。
この問題は、蒸気圧力上昇時の取扱いについて、適切な記述の組合せを問うものです。
【記述別解説】
A:○ 適切な記述です。
たき始めはボイラー水が膨張して水位が上がります。
2個の水面計の水位が同じであることを確かめ、水位の動きを監視します。
B:× 「圧力が上がり始めで開く」とする点が誤りです。
空気抜き弁は、たき始めから開いておきます。
内部の空気を追い出し、蒸気が十分に出てから閉じます。
C:× 「通常より燃焼量を増す」とする点が誤りです。
冷えたボイラーを急に強くたくと、不同膨張による熱応力で損傷するおそれがあります。
たき始めは燃焼量を少なくし、時間をかけて徐々に圧力を上げます。
D:○ 適切な記述です。
圧力計の機能に疑いがあるときは、予備の圧力計と取り替えます。
圧力計の下部コックを閉じれば、ボイラーが加圧状態でも圧力計を取り外すことができます。
適切なのはAとDなので、正答は(3)です。
【選択肢別解説】
1:× BとCが誤りを含みます。
2:× Cが誤りを含み、Dが抜けています。
3:○ 適切なAとDだけを挙げた組合せです。
4:× BとCはどちらも誤りです。
5:× BとCが誤りを含み、Aが抜けています。
【ポイント】
空気抜き弁は「たき始めから開け、蒸気が十分に出たら閉める」と覚えましょう。
冷えた状態からのたき始めは、燃焼量を少なくして徐々に昇圧するのが原則です。