ボイラーのばね安全弁に蒸気漏れが生じた場合の原因に関するAからDまでの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 弁体円筒部と弁体ガイド部の隙間が少なく、熱膨張などにより弁体円筒部が密着している。
B 弁棒に曲がりがあり、弁棒貫通部に弁棒が接触している。
C 弁体と弁座の中心がずれて、当たり面の接触圧力が不均一になっている。
D 弁体と弁座のすり合わせの状態が悪い。
正答5
解説
正解は5です。
ばね安全弁から蒸気が漏れる原因を問う問題です。
記述別解説の○は蒸気漏れの原因として正しい記述、×は誤った記述を表します。
選択肢別解説では、正しい記述だけをすべて挙げた組合せに○を付けます。
【記述別解説】
A:× 誤った記述です。
弁体円筒部とガイド部の隙間が少なく密着していると、弁体が動きにくくなります。
これは設定圧力になっても安全弁が作動しない原因であり、蒸気漏れの原因ではありません。
B:× 誤った記述です。
弁棒が曲がって貫通部に接触していると、弁棒の動きが妨げられます。
これも安全弁が作動しない原因であり、蒸気漏れの原因ではありません。
C:○ 正しい記述です。
弁体と弁座の中心がずれると、当たり面の接触圧力が不均一になり、すき間から蒸気が漏れます。
D:○ 正しい記述です。
弁体と弁座のすり合わせが悪いと、当たり面が密着せず、蒸気が漏れます。
【選択肢別解説】
1:× AとBはどちらも作動不良の原因で、蒸気漏れの原因ではありません。
2:× Aは蒸気漏れの原因ではありません。
3:× Aは誤りで、正しいCが含まれていません。
4:× Bは蒸気漏れの原因ではありません。
5:○ 蒸気漏れの原因として正しいのはCとDなので、この組合せが答えです。
【ポイント】
蒸気漏れは「弁体と弁座の当たり」の問題、作動しないのは「弁体や弁棒の動き」の問題と分けて覚えます。
当たり面へのごみのかみ込みや傷も、蒸気漏れの原因になります。