正答1
解説
正解は1です。
たき始めから所定の圧力に達するまでの、蒸気圧力上昇時の取扱いを問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:○ 燃焼量を急速に増すとしている点が誤りです。
急に燃焼量を増すと、ボイラー本体に不同膨張が生じ、継手やれんが積みなどを傷めます。
正しくは、燃焼量を徐々に増し、時間をかけて所定の圧力まで上昇させます。
2:× 記述は正しいです。
たき始めるとボイラー水が膨張して水位が上がります。
2個の水面計の水位の動き具合に注意し、上がりすぎた場合は吹出しを行って常用水位に戻します。
3:× 記述は正しいです。
空気抜弁は、たき始めに胴内の空気を逃がすために開けておきます。
蒸気が発生し始め、白色の蒸気の放出を確認してから閉じます。
4:× 記述は正しいです。
圧力計の指針の動きが円滑でなく機能低下のおそれがあるときは、圧力がかかっていても下部のコックを閉めます。
そのうえで予備の圧力計と取り替えます。
5:× 記述は正しいです。
整備直後は、使用開始後の熱でパッキンがなじみ、ふたの締付けが緩むことがあります。
そのため漏れの有無にかかわらず、昇圧中や昇圧後に増し締めを行います。
【ポイント】
たき始めは「燃焼量を徐々に増す」が大原則です。
特に鋳鉄製ボイラーや、れんが積みのあるボイラーでは、急な加熱による割れや損傷が起こりやすいことも押さえましょう。