正答4
解説
正解は4です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない記述)です。
炉筒煙管ボイラーの燃焼ガスの流れ、水質、効率、出荷形態を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 記述は適切です。
戻り燃焼方式は、炉筒内で燃焼ガスを反転させて通路を長くする方式です。
炉筒の前部から後部へ流れ、後部で反転して前方へ戻る一連の流れを2パスと数えます。
2:× 記述は適切です。
炉筒と多数の煙管が胴内に収まるため、内部が狭く、掃除や検査がしにくい構造です。
スケールが付くと取り除きにくいので、良質の水を供給する必要があります。
3:× 記述は適切です。
ウェットバック式は、炉筒後部の燃焼ガスが反転する部分を水で囲んだ構造です。
その中には、燃焼ガスが炉筒の内面に沿って前方へ戻る戻り燃焼方式のものがあります。
4:○ ボイラー効率を80%までとする点が誤りです。
エコノマイザや空気予熱器を設けると、排ガスの熱を回収できます。
これにより効率は大きく上がり、90%を超えるものもあります。
5:× 記述は適切です。
炉筒煙管ボイラーは、製造工場で組立てを終えたパッケージ形式のものが多くあります。
完成状態で運べるので、現地での据付工事が簡単になります。
【ポイント】
炉筒煙管ボイラーは、排熱回収装置を設ければ90%を超える高い効率が得られます。
内部が狭く清掃が難しいため、良質の水が必要という点も頻出です。